私の悪い癖です。話がややこしい言葉遊びになりすぎました。もうやめにしましょう。これ以上やるとますます込み入って、五三短律句の本分から外れてしまいます。以下、思いついたままの愚作を列挙します。汗顔の至りです。

 

君の 一言に うるる(ズキン)
いきな はからいに キューン
人の やさしさに ホロリ
凛と 美しい 仕草(しぐさ)

 

春の 野や山は のどか
夏の 木漏れ日は すずし
秋の 月影が さやか
冬の 陽だまりに いこう

 

老いの おだやかな 一日(いちひ)
朝は さわやかに 目覚め
昼は すこやかに 過ごし
夜は やすらかに 眠る

 

老いの 交わりは あわい
老いた 死ぬまでの 命(いのち)
老いが 忍び寄る じわり
老いの 虚しさに こごえ

 

お前 老いをどう 生きる
それに なやむのが 迷い
直(じき)に お迎えが 来るさ
   

覚悟 やがてくる その日
やがて 日が暮れて 闇へ
もはや 夕暮れも 去った

 

冬の 落日は 早い
しずか 暮れなずむ ひととき
里の たそがれが さみし
霧が 山すそに けぶる

 

めぐる 古池の ほとり
カモが 群れ遊ぶ 水辺
晴れた 旅立ちに いい日
梅雨が どんよりと 重い
雨に 庭先が ぬれる
ぽとり 雨だれが 落ちる

 

はるか いまだ道 半ば
夜の 暗闇に 迷う
明けの 明星に さとる(釈迦)

 

冬 雪さえて すずし(道元)
花は 愛惜(あいじゃく)に ちり
草は 棄嫌(きけん)に おふる(道元)

 

実る 山里の 田畑
雲が 夕焼けに はえる
萌える 山々の 木々が

 

歩く 雲水の ように
じっと 虚しさに 耐える
おびえ 見捨てられ 不安

 

決めた 是非もない ことだ
そんな ばかなこと やめて

 

なんだ それだけの ことか
別に なんてこと ないよ

 

そうか それがそう なのか
そうか それが彼 なのか
そうよ それが彼 なのよ
きっと そうなのだ あれは
これが 生きるって ことか

何を どうしたら いいの
何も しなくても ただ
そばに いるだけで いいよ

 

いかん ついやって しまう
ダメね そんなこと やって
ごめん もうしない つもり

 

お前 きかせろよ とんち